あたまがきんに君の筋トレ近況報告
願いが叶うなら、熱いものと辛いものをお行儀良く食べられるようになりたい。熱いものはホフホフしちゃうし、辛いものはハフハフしちゃうのでみっともないんですよね。
どうも、熱々のたこ焼きにワンパンされるあたまがきんに君です。今月はゆるーく近況報告をしたいと思います。後半の内容は全然脳筋チックじゃないのでそれでも興味があるという特殊な人は覗いてみてください。
ヒグマと戦う悪夢を無効化することが少し現実味を帯びてきた
最近筋トレでブレイクスルーを経験したあたまがきんに君です。自分にとってのレバレッジポイントは「高重量をぶん回すこと」でした。扱える重量が増えていけば、いつかヒグマと正面から戦えるようになると思っているので、私がよく見るヒグマに襲われるという悪夢を無効化できます。
これまでは、ゴリアテを倒したダビデのごとく投石で辛勝したり、たまたま落ちていた猟銃で倒していたりしましたが、たとえ夢だとしてもいつまでもその幸運が続くとは限りません。
なので500kgくらいは扱えるようになりたいと思っています。現状はBIG3の合計で400kgなので道のりは長いです。
水の抵抗と会話ができるようになった
日頃の有酸素運動として、お昼休みに30分くらいバタフライをしに行っているんですが、ついに隣で泳いでいるおばちゃんを凌ぐ速さを手に入れることができました。
前回の記事を書いた1ヶ月前は、自分よりも筋肉がないおばちゃんのバタフライの方が早かったので、そのおばちゃんの前世がカジキなんだろうなと思っていましたが、ちゃんと自分の泳ぎ方が悪かったことがわかりました。
自分の場合は、主にドルフィンキックの打ち方が悪かったことがわかりました。当初は膝下で振っていたため、下半身が下がってきて水の抵抗をモロに受けていたんですが、腰下から振ると水の抵抗がなくなるんですよね。
水の心に入門できた気がするので、もっと対話をして現世のうちにカジキになりたいと思います。
ちなみにお昼の有酸素運動は脳内のゴミがなくなってパフォーマンスが上がる感覚があるのでオススメです。
資本主義とポスト資本主義を学ぶ
私は筋トレ中になかなか情報量が多いpodcastを聴くのが好きなんですが、最近聴いていたのはこちらです。
このラジオを通して、資本主義とポスト資本主義について学ぶことで、自分の思考・行動パターンを縛り付けているパラダイムを客観視できました。
資本主義を学ぶことで、上記のパラダイムに自分の思考・行動パターンが支配されていることがわかりました。そして、ポスト資本主義を学ぶことで、そのパラダイムを相対化でき、一歩引いた視点で見ることができるようになりました。
新卒一年目の自分は、超資本主義的に生きており、超絶仕事人間でした。その分、実績も積み上げていきましたが、豊かにはなれていなかったんですよね。
当時はそこまで深く考えておらず、直観的に転職という決断をしたことで、たまたま資本主義的なパラダイムから抜け出すきっかけを得ました。
一番の学びは「資本主義とポスト資本主義を学ぶことで、資本主義のパラダイムの限界に気づくことができるんだ、自分自身を縛るパラダイムを客観視できるようになって柔軟になるんだ。」ですね。
自分みたいに身を削って、苦労して、限界を感じて、ようやく資本主義のパラダイムの限界に気づく、という必要はないんだなと思いました。大変だった分、お肌も荒れたしシワも増えた。もったいない。
まぁやり方はなんであれ、前よりも自分のことを客観的に見れるようになってきたのは嬉しいことだと思います。自分のことを客観的に見ることができるようになるということは、成人発達理論における発達の最終段階に近づいていることになります。
成人発達理論については概要をこちらの記事で紹介しているので読んでみることをお勧めします。自分の成長についての哲学が磨かれると思います。また、他者を発達段階に照らし合わせて見ることができるようになります。
あと、発達段階の最終段階に近づいていくには内省が不可欠なので、内省はおすすめです!
この記事に自分が普段からやっている内省を書いています。自分がいう内省は自己分析と同義だと思ってます。
ギリシア哲学では人間を小宇宙と表現しています。なので、自己分析というよりかは、宇宙旅行ですね。普通に自然とかを見にいく旅行はしたいですが、普段から小宇宙探索をする感覚で内省をしているので、満足しています。
最近自分がやりたいと思ったこと
筋トレ中に、このpodcastを聴いて明確になってきたんですが、自分がやりたいことは「意味のシステムを拡張すること」だと思いました。そのために創作を後押ししていきたいと思っています。
「意味のシステムを拡張すること」をこのpodcastの言葉をそのまま借りると「敗者を救済すること」になります。
世の中には「意味のシステム」というものがあり、それによって世の中のモノやコトに価値がついていきます。
例えば現代社会は資本主義社会なので、「稼ぐ」とか「成長」とか「所有」とか「生産性」には価値がつきます。
一方で「稼ぐ」とか「成長」とか「所有」とか「生産性」とかに関係がなさそうな事象には、無価値と判断されます。「公園の鳩を眺める」とか、「弱いもの(稼ぐ力がない者)に共感する」とかです。
余談ですが、鳩を眺めるって個人的にはマジで豊かな時間だと思ってます。あいつらくっそおもろいのよ。
そして、このpodcastで言われている「敗者」とは、意味のシステムにおいて、無価値とすら語られなかった存在のことと定義しており、その「敗者」に意味をつけていくことが「敗者を救済すること」であり、本質的に豊かになるイノベーションであるといっていました。
意味のシステムを拡張することの一つの例としては、LGBTQでしょう。今までは性のあり方は「男」と「女」しかありませんでしたが、新しい性のあり方に名称が与えられ、繰り返されることで、今まで意味が付与されていなかったものが次第に認識されるようになります。
この辺りは自分の経験ベースでとても共感できたので納得できました。個人レベルだと、趣味が広がった瞬間とか、価値観が変わったタイミングだったりすると思います。今まで自分の中で意味がついていなかったことが広がる感覚です。
そして個人レベルで意味のシステムを広げるには、創作(自己との対話)が必要で、社会レベルで変えるとなると、PR・広報が必要だと思っています。
本質的なPRの価値は社会的合意の形成なので、まさに意味のシステムの拡張っていう意味ですよね。
私が今ここ(note株式会社)にいる理由が筋トレ中に色々つながってきたのは意味わかんないですが、結果オーライですね。めでたしめでたし。
資本主義的なパラダイムにおける個の喪失について考えたよ
例えば職種の「エンジニア」という言葉には価値がつくけど、個人の名前には価値がつきにくいと思っています。「落合陽一」とかのレベルになると個人名にも価値がつきますが、一般人にはなかなか価値がつけられないんですよね。
そのため、自分に価値をつけようとして、例えば「エンジニア」という言葉とか、「仕事ができるサラリーマン」とかロールモデルを作って、それに同一化しようとすると思います。そうなると、個の喪失が起きると思っています。
これが過剰になると豊かにならないと言うのは誰もがわかっていると思います。
そのことをコーチングの観点で説明すると、being yourself(ありのままの自分でいること)とdoing yourself(本来備わっている力を発揮すること)があって、そのバランスを適切に保つと幸せな状態に近づくと言われています。
資本主義的なパラダイムに縛られていると、価値がつくものに同一化しようとしてしまい、doing yourselfに過剰投資してしまう傾向があると思います。
なので最近の私は、時間はかかってもいいから個の喪失に陥らないようにしていきたいなと思っています。なのでアプリケーションエンジニアという職種ながらも、そこに過度に同一化はせず、自分の感情を大事にして自分らしいロールを作ってそこに新しい名前をつけていこうと思っています。
これって創作ですよね。自分という意味を拡張していくためには創作が必要だと思っています。だから創作を後押ししたいと思うようになりました。
最後に
個の喪失については「暇と退屈の倫理学」を読むと理解が深まると思います。こちらの本は私のおすすめの一冊でもあるので、ぜひ読んでみてください!
ちなみに年明けから始めた減量が功を奏していて、体脂肪率を4%くらい落とせた気がします。一年後くらいに大会でたいな。
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