自分の小さな「箱」から脱出する方法を読んで ~要約編~
こんにちは、先日なかやまきんに君と蝶野正洋と一緒に誕生日を迎えて25歳になったあたまがきんに君です。
私は25歳になったので今年の目標を3つ決めました。
歯の磨き方を覚える(力んじゃうから)
ら抜き言葉を治す(ら行が苦手だから)
マッチョイズムの脱却(マッチョを目指すことのアンチテーゼ?)
3つめのマッチョイズムの脱却についてはnote記事を投稿しようと思うのでお楽しみに!今日の記事は、自分の生き方を大きく見直すことになった本の読書感想文です。
人間関係は相手のために何かしてあげようという自分の気持ちに背いた時点で崩壊する
この本で言われていること一言でまとめるとこういうことだと思います。
「いやいや、因果関係もよくわからないし、言い過ぎじゃないかなぁ」と思うじゃないですか。ただ、読んでいく中で、本当にその通りだなと納得させられました。そして自分の人間関係の哲学があり得ないくらいパンプアップされたので、学びや読んで思ったこと2記事に分けて書いていきます。
内容良すぎたので厚めに要約を載せますが、ぜひフルで読んでいただきたい!!
要約
世の中の苦しみは、人間関係に起因することが多い。人間関係はすごく複雑でいろんな要因が絡み合っているように思えるが実は、一つの核から発生している。それは他者に対する自分の気持ちに嘘をつくことである。裏を返せば、自分の気持ちに嘘さえつかなければ、人間関係の苦しみから解放される。
本書では「自分の気持ちに嘘をつくこと」を「自己欺瞞」や「箱の中に入る」と表現しています。本書の内容を理解する上で大事な表現なので具体例を示します。
「自己欺瞞」とは自分で自分を欺くこと
会社の業績に集中していると思い込んでいるが実は自分の評価を気にしていることに気づいていないこと
夜中に赤ちゃんが泣いてしまったときに、パートナーに負担をかけないように自分が起きて赤ちゃんをあやしてあげようと思ったのに、自分がやらなくてもいいやと思い、寝たふりを続けること
使用中だったホワイトボードのメモを同僚に消されてしまったときに、必要以上に同僚のことを悪い奴に仕立て上げること
親の車を借りて出かけたときに、ガソリンを満タンにして返してあげようと思ったのに、やっぱりめんどくさいしいいやと思ってそのまま車を返すこと
要するに、自分自身に問題があるという事実から目を背けようとしたり、相手のために何かしてあげようという自分の気持ちに背いたりすることである。自己欺瞞は、振り返りの時間をとっていたり、自分の行動を客観的にみたりしていないと自分で気づくことは難しい。
「箱の中にいる」とは世の中や他者や自分自身を見る目が歪んでしまっている状態のこと
仕事を自分一人で抱え込むようになってしまったり、周りが見えなくなり協業が難しくなってしまう。同僚を敵として見るようになり、同僚が良い評価をもらうと不公平に感じたり、妬むようになる。
赤ちゃんをあやさなかった自分のことを正当化するようになったり、起きてこなかった相手が嫌な奴に見えてくる。
ホワイトボードを消した同僚に対するリスペクトがなくなり、コミュニケーションも取らなくなる。
親の車は自分が好きに使っていいと思うようになる。親への感謝がなくなる。
自分を欺いているとき(自己欺瞞に冒されているとき)には、私たちは「箱の中にいる」状態になる。箱の中に入ると、何も見えなくなってしまい、どんどん自己中心的になってしまう。世の中や他者、自分自身を見る目が歪んでしまい、物事を真っ直ぐ見れなくなってしまう。組織においては非生産的な結果をもたらすことになるし、他者のことを道具とみなすようになり、他者とよく揉めるようになってしまう。
どのようにして箱から出るか
行動を変えても意味がない。行動よりも深いところにある動機の部分というかものの見方の部分を変える必要がある。例えば
相手に対して必要以上に悪いことをしてしまったと反省した瞬間
自分の怒りの中に偽善が含まれていると気づいた瞬間
自分にあった非に向き合った瞬間
相手に逆らうことを止めた瞬間
この瞬間に、他者をモノではなくありのままのその人としてリスペクトを持って接することができている状態になる。それが箱の外に出ている状態になる。この状態になったら、自分を正当化しようという感情は必要なくなるので、物事を真っ直ぐに見れるようになる。
箱の中にいるときにしても無駄なこと
相手を変えようとすること
相手と全力で張り合うこと
その状況から離れること
コミュニケーションを取ろうとすること
新しいテクニックを使おうとすること
自分の行動を変えようとすること
全体の内容を図示するとこんな感じ
ここから感想文
メインの感想文は後編の記事でまとめますが、最初の印象だけ載せておきます。
ファーストインプレッションローズは監修者の前書き
自分は本を読むときは飛ばし読みとかはあまりしなくて、最初から最後までしっかりと読み込むスタイルなんですが、前書きの段階からひしひしと希望が伝わってきたのを覚えています。
監修者の前書きにこんなことが書いてありました。
つまり言いたいことは、
この世に苦しむ人よ、本書は人間関係の苦しみに絶望している人たちの希望である。
ということでしょうか。もう少し自分の解釈を付け加えると
相手を変えることができないという絶望ではなく、自分自身がコントロールできる「自分自身のものの見方」を変えることができれば、トラブルは一挙に解決する可能性があります。希望を掴むも、手放すも全てあなた次第です。
まぁ、自分自身のものの見方を変えるってのがムズいですよね。
後編の予告
後編ではより本書の内容に触れていきます。本書を読んで自分が考えたことを余すことなく言語化しましたので、要約を読んで本に興味持った方や、より実践に近い感想を読みたいと思った方は後編も読んでいただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!気に入りましたらサポートお願い致します!
この記事が参加している募集
よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!