今朝、母から連絡があった。我が家の愛犬のマロン(18歳)が亡くなった。犬にしては長寿だった。お高めの健康ドッグフードをずっと食べてたからだろう。だけど、おいしくはなかったと思う。

死因は老衰らしい。苦しまずには済んだだろうか。硬直していく体はマッサージでほぐしてもらえただろうか。意識が薄れゆく最後は、寂しくなかっただろうか。

死後の世界については想像なんてしたことは無かったけど、君がいるならどうかいいところであって欲しい。駆け回れるフッカフカの広い原っぱと、美味しいご飯と、温かい寝床と、友達と。

仮に死後の世界がなかったとしても、君との思い出や写真はこの世界にたくさん残ってる。君と一緒に寝た時の小さな暖かさは、今も残って私の心を暖かくしてくれているよ。

正月実家に帰った時も、元気を振り絞って喜んでくれてありがとね。あの時、元気に振る舞ってくれたから、記憶が元気なままの君で終わってる。

だから自分の感覚では死別じゃなく、「しばしの別れ」くらいの寂しさになった。君の死を受け入れる時間がゆっくりになった。

悲しいけど、立ち直れそうにないけど、君は一番怖いものを乗り越えたんだから、私も乗り越えるよ。

行ってらっしゃい、最後まで本当にありがとうね。