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NoKin.でエンジニア代表をする理由

私がNoKin.でエンジニア代表になった理由

私が浜松学生クリエイター集団NoKin.でエンジニア代表をやろうと思った理由は「浜松はエンジニアリングの学習効率が低く、エンジニアを目指す学生は浜松で過ごしているだけでキャリアの選択肢が狭くなってしまう」と感じ、普通に生活しているだけで不幸になっていく現状を変えたいと決心したからです。

そもそもなぜこのような考えに至ったのかを、自分の経験ベースに話をします。私は、情報科学科の友達が少なく、2年間一人でエンジニアリングを学んできました。その時に共同開発する機会がほしいとか、もっと情報交換しながら勉強できたら効率よくなるのにとかいろいろ不満がありました。

それに加えて夏のインターンで現場レベルのエンジニアや、他の学生と繋がり、地方がいかに情報・機会不足かを思い知らされました。東京の学生はエンジニアを始めて7か月で自分よりはるかに優秀になっていて、正直、今までの努力を否定されたような気持ちになったり、とても悔しい思いをしたりしました。その学生に話を聞いたら、先輩が後輩を育成する文化があるとか、長期インターンやイベントが簡単に行けるとか、うらやましいくらいに成長する環境が整っています。

しかし、地方はどうでしょうか。エンジニアを学びたい!と思っても、エンジニアの学習ハードルが高いので、圧倒的に不利になってしまいます。これではやる気のある学生がかわいそうじゃないですか。

だから私はエンジニア代表として、地方でもエンジニアを目指したなら、思うようなキャリアの実現ができるようにできる環境や文化を整えたいと思いました。

初代NoKin.エンジニア代表として成し遂げたいこと

私がNoKin.のエンジニア代表として、成し遂げたいことは「地方の学生がITエンジニアを志したとき、誰でも望むようなキャリア選択ができるように、つまずかない道を創ること」です。エンジニアとしてのキャリアを長い道に例えると、つまずいてしまうような小石を取り除いて、その道を歩く人がより遠くへたどり着けるようにしたいと考えています。

この例えになぞらえて言えば地方は小石だらけで、まるで障害物競争みたいになっています。対照的に東京の学生は陸上競技場のトラックの上を走っているみたいなイメージでしょうか。

しかし、現実的に考えて地方で東京と全く同じ環境にすることは不可能なので、小石を取り除くだけでは東京の学生と戦うことはまだ難しいと思います。そのため地方の強みを生かすことができる環境にもしたいと思っています。特に浜松はIT企業が少ないことや、浜松市自体がITの良さを理解しきれてなく、まだまだIT化に疎い街です。そのため地域をITによってより良くしていくこと、そして地方の常識をアップデートしていくことができる学生になれば、東京の学生と戦えると考えています。そのため、地方を創れる学生を育てるという点にフォーカスして、小石を取り除くだけではなく、必要な小石は残しておき、小石を取り除く経験もできるような文化を根付かせたいと考えています。

結論としてはNoKin.で成し遂げたいことは、「自分の技術、アイデアによって社会貢献できる学生を育てる環境や文化を整えること」です。

初代NoKin.エンジニア代表メッセージ

たとえ自分が所属する組織においてダントツに評価されていても、成長することをやめる理由にはならないと思います。特に大学生に関しては、同じサークルや、同じ学科内でどれだけ評価されていても、社会に出たときに評価軸のギャップに苦しむでしょう。大学生は所詮学生に過ぎず、社会人と比べたら責任もなければ、社会に対して何かを与える立場でもありません。

また個人的な見解ですが、静岡大学浜松キャンパスの学生は、所属するコミュニティを広げようとしたがらなかったり、今までと違った行動をしてみるというチャレンジ精神が弱い傾向にあると思います。地方で、しかもITエンジニアを目指すものとして、情報不足、機会損失は避けるように行動を設計、修正していくことがベストプラクティスなはずなのに、そのもっともらしいソリューションである人脈を広げることをしたがらない現状に違和感を持ちました。

ITエンジニアとしてだけではないと思いますが、好きなキャリアに進むために静大生がまず先にやるべきことは「個人が所属しているコミュニティの常識、静大そして、学生の常識は疑ってみる」ということが大学生活2年半過ごしてみての結論です。

とはいってもすでに、今のままではまずいなという不安を持っている人は多いと思います。そういった学生たちに「不安に向き合い、行動を起こし希望に変えること」を全力でサポートしていくのがNoKin.エンジニア部署の存在意義だと確信しています。またNoKin.のエンジニアは「自分たちの行動によって静大の常識を変えていくんだ!」という熱意を絶やさず、自分の行動に誇りを持ち続けてほしいと思います。

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