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20代から始める学びのモチベーション管理

こんにちは、久しぶりの脳筋の更新です。最近、背筋を鍛えたいと思っているんですが、ジムに通う時間がないのでセルフで背筋トレーニング用の器具(あの引っ張るやつ)をイメージして、えげつない力で引っ張るというトレーニングをしています。器具なしですが、結構張りが究極になるのでお勧めします。毎度恒例の筋トレの話はこれくらいにして、今回はゆるーく本題に入ります。

今日のテーマ

今日のテーマは「40代でブイブイ言わせるかっちょいい大人になるための、20代から始める学びのモチベーション管理です。」

まず背景

今40代、50代でビジネスをえげつない力で引っ張っていっている人たちは、間違いなく20代の頃に周りの誰よりも学んでいたと思います。一日何時間っていうのを意識せず、ひたすら時間があれば、というより、時間を生み出してまで学び続けていたと思います。

仮にその領域に届きたいと思っていても、辿り着けない人が大半なのではないでしょうか。そこにたどり着くにはやはり、20代に誰よりも学んでいたかどうか(本人自身は学んでいたという感覚がなく、単純に好きなことをやっている感覚かもしれないが)が大きな要因になると思います。

つまり、自分の学びのモチベーションをうまくコントロールできれば、40代、50代になった時に、えげつない力でビジネスを引っ張っていける力がついていることになる可能性が非常に高いということです。

ただ、それはわかってもモチベーションって上がったり下がったりして、そんなに突き詰めてまで学び続けるのは不可能だよねって話になると思います。調子良い時はそこそこやれるけど、、ってのが大半かなと思います。

今日はどうやったら次のステップに到達するためのモチベーション管理を行うかの仮説(自分もまだまだですが自分の中で成功体験としてあるものを抽象化したもの)を話していきたいと思います。

学びのモチベーションを維持する上で大事なこと

学びのモチベーションを維持する上で大事なことは二つあります。まずは最低限のモチベーションでも続けられる自分が好きなことや得意な手段で学ぶこと、そしてモチベーションの最低ライン(ベースライン)を引き上げることが大事です。

なぜかというと、どんな人でもモチベーションは上がったり下がったりしていて、下がった時に何もやらなくなったり、上がった時でも次のステップにたどり着くためのモチベーションが不足している場合が多いからです。

そのため、最小限のモチベーションでも続けられる自分にあった学びを見つけることと、とは言ってもモチベーションが下がりすぎてしまった時には、学びよりももっと楽なこと(youtubeや漫画など)に逃げてしまうので、そうならないようにモチベーションの最低ライン(ベースライン)を築くことが重要だと思います。

①いかにモチベーションの最低ライン(ベースライン)を引き上げるか

これは身の回りの環境の話になります。いかに自分の危機感を焚き付けることができる環境を選ぶことができるか、作り出せるかで、モチベーションのベースラインが決まってきます。危機感が生まれてくるケースはこの三つに分けられると思います。

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この中で今の自分がいる環境と自分の特性を考慮して、一番大きな危機感を生み出せる方法を試してみると良いと思います。

例えば、目標を事前にSNSとかを使って宣言してから行うとかは、達成できなかった時に周りからの信頼を失うことにつながるので、維持できないかもしれないという危機感を焚き付けています。

自分の中の一つの例では、マインドフルネスを行って、獲得する自分が当たり前というイメージを毎日することによって、獲得できないという危機感を焚き付けていたりします。一般的に言われるアファメーションみたいな方法だと思います。他にも、自分が何もしていない時間は周りが何かを生み出している時間だと心の底から思うようにして、相対的に失うという危機感も焚き付けていたりします。とはいっても一番簡単なのは自分のレベルよりも1,2段階上の環境に飛び込んでみるというのが良いと思います。結局、現状維持では恥をかいてしまうという環境に行くことが強力なモチベーションを生み出してくれます。成長したい学生は就活などの環境選択の機会で(企業を選ぶ時に)この軸を入れることをお勧めします。

②いかに自分にとって楽しいことや自分に合う方法を見つけるか

これは、シンプルに「よし、やろう」と思わなくてもやれることになります。いかにやってる感覚を無くせるかが重要になります。これを見つけるにはそこそこの時間がかかると思います。色々な方法を試して合う合わないを判断するというのが遠いようで近道なのかなと思います。

例えばTwitterがすごく好きなITエンジニアがいたとします。Twitterにはタグをフォローするという機能があるので、「プログラミング」とか「機械学習」といったタグをフォローすれば、Twitterのタイムラインにタグに関連するツイートが流れてきます。そうすると、Twitterをいじっている時間に勝手に学びになる情報が流れてきたりするわけです。

また、そもそもこの記事を読もうと思ってくださる方はすでに何かしらを学ぼうと思っている人で、ざっくりでも学んでみたいトピックがあると思います。そういう方たちはそのトピックに関連する本を数冊流し読みしてみて、合う本、合わない本を見つけるとか、そもそもそのトピックは自分が本当に学びたいことを捉えていたかとかの判断を繰り返し、軌道修正していけば自分が学びたい!と思えるようなトピックが見つかると思います。

自分の場合は、このように色々な方法やトピックをかじるというだけではなく、学ぶ目的を明確にするというアクションもおこなっています。これが実は結構重要なんじゃないかと思っていて、例えば、単純に「マネジメントについて学びたい」と思って読むのではなく、「自分が運営する組織から人がよく抜けてしまうので、その問題を解決するためにマネジメントについて学びたい」のように、現実に問題が存在し、アウトプットの機会があると、学ぶ意義が大きくなります。

しかし、自分の好きなことを学ぶという方法では学びに偏りができてしまうのではないかという懸念がある人もいるかと思います。しかし、学びに偏りができることを防ぐことと、学び続けることでは圧倒的に後者の方が重要であること。そして、多様化していく社会では偏った人(個性がある人)も大いに必要であるということ。自分の中に偏りがあることを認めてさえいれば、問題なく議論も進めることができると思います。

また、興味を広げていくには最初に一定量のインプットが必要だったりするので、自分に合うものでインプットをしていき、そこから派生させたものをどんどん学んでいくという流れがいいと思います。


【発展編】モチベーションのダイナミクスをコントロールする

私はモチベーションのコントロールを、システム的な観点から見ています。モチベーションというリソースに対して、それ以外の要素がモチベーション量の増減に影響を与え、正負の自己強化型フィードバックループというものを作っています。(バランス型フィードバックループというものも存在するがここでは取り扱わない)

言葉だけではわかりずらいと思うので図にすると以下のような感じです。(だいぶ簡略化しました。)

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学びのモチベーションに対して、そのモチベーションを増幅させ続ける正の自己強化型フィードバックループと、減少させ続ける負の自己強化型フィードバックループが存在します。
学びのモチベーションの正の自己強化型フィードバックループを例にとってみると、
①「新しい知識をインプットする」→
②「新しい知識によって新しいことに興味が出てきたり、新しいアイデアが浮かんできたり、新しい疑問が浮かんできたりする」→
③「新しいアイデアは実践したくなるし、疑問は解消したくなる」→
④「学びのモチベーションが上がる」→
①'「新しい知識をインプットする」
のように学びのモチベーションがどんどん増幅していきます。

一方、私の負の自己強化型フィードバックループでは、
①「ふとしたタイミングで漫画やyoutubeを見てしまう」→
②「魅力的なコンテンツがレコメンドされる」→
③「新しいコンテンツを見る」→
④「楽することを覚える」→
①'「新しい漫画やyoutubeを見る」
のように学びのモチベーションがどんどん減少していきます。

上の図はシンプルにしたものなので実際はもっと多くの要因が相互に影響しあっており、その結果、負のループが優勢になったり、正のループが優勢になったりして、結果的にモチベーションは下の図のようなダイナミクスを持ちます。

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しかし、ここまで自分の中の学びのモチベーションのシステムが理解できると、対策が立てれるようになります。対策が立てれるようになればモチベーションをコントロールできるようになってくるということです。

まずは、私の負の自己強化型フィードバックループの勢いを弱めてみましょう。負の自己強化型フィードバックループのトリガーは漫画やYoutubeなので、スマホから漫画アプリやYoutubeをアンインストールしました。そうすることで、負の自己強化型フィードバックループが発生しずらくなりました。他にも漫画やYoutubeを読みたくなるような動機を消しにいきます。それは自分が漫画やYoutubeを見る以上にやらなければいけないことで埋めることです。例えば仕事で自分の身の丈を少し超えるようなプロジェクトに立候補したり、タイトな締切がある副業をやったりすることです。これは前半に述べた危機感を焚き付ける環境選択をするという方法です。

次に自分の正の自己強化型フィードバックループを加速させてみます。

自分の場合は刺激的なインプットをすることがトリガーとなり、モチベーションの正の自己強化型ループが発生しますが、その刺激的なインプットを取り入れ続けることができる仕組みを自分の生活に取り入れます。例えば通勤時間などの隙間時間に手軽にインプットできるように携帯に新聞やメディア系のアプリを入れておくことや、週一回は切磋琢磨している同期とご飯に行って話すようにするとかです。

ただ、個人的な話になりますが、この正のループを回す難しさは、ずっと同じメディアを見続けたりしていると、刺激的な情報(新しい疑問を浮かばせてくれたり、新しいアイデアに結びついてくるような情報)が少なくなってくることです。そのためインプットのソースをたくさん持つことや定期的に入れ替えたりしなければこの正の自己強化型フィードバックループが止まってしまうことになります。 

また、自分の場合は危機感も正の自己強化型ループで増幅させていっています。

最後に

モチベーションをコントロールするには、まず危機感を焚き付ける方法を見つけて実践すること、そして、自分にあう学びの形を見つけることが重要になります。そしてその土台を形成する過程で、自分の学びのモチベーションに影響する要素が見えてきて、学びのモチベーションを図に落とせると思います。そこまでできればモチベーションのダイナミクスをコントロールできるようになってくると思います。

余談ですが、私はまだダイエットのモチベーションの方には応用できていないのでそちらが急務になります。早くダイエットの方でも成功体験を作れるようにがんばります。



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あたまがきんに君
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