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マッチョ二人がマッチョイズムの脱却について話してみた

こんにちは、実家に帰省中のあたまがきんに君です。

地元の友達にはマッチョが多いので、トレーニング仲間には困らないんですが、一つ困ったことがあります。

それは、近年その弊害が問題視されてきている「マッチョイズム」です。世の中のマッチョたちも時代に合わせて、「マッチョイズムの脱却」をしなければならなくなってきました。世の中のマッチョたちは、震え上がっているんじゃないでしょうか。

いやっ、こ、この震えはっ、トレーニングで追い込みすぎたからだ!!

ねこねこむのねこかっぱフリー素材

と思いたいマッチョも多いと思います。でも、ちゃんと向き合わなければなりません。マッチョを目指すのに、マッチョイズムの脱却をしなければならないというこの相反しそうな命題にどう立ち向かえばいいのでしょうか。

それは、一致団結ならぬ、マッチョ団結だ!!

ふっくらボリサット

ということで、今日は地元マッチョの旧友と一緒に、創造筋を働かせてマッチョ対談を繰り広げました。果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか?

そもそもマッチョイズムとは

マッチョイズムは、男性的な強さを意味する言葉です。職場においては、収入や評価、肩書きを重んじ、自己主張が強く、野心的でたくましいことを是とする考え方や風潮を指す言葉とされています。男性だけでなく、女性がマッチョイズムを持っていることも多くあります。昔は良しとされた考え方でしたが、現代においては様々な弊害が起こっています。たとえば職場で、マッチョイズム的な考え方でよかれと思って伝えた言葉を、受け取る側がパワーハラスメントだと感じるケースが増えています。ハラスメントは従業員の意欲の低下や離職、ひいては長期的な視点における企業全体の生産性の低下など、職場環境に悪影響を及ぼします。

https://jp.indeed.com/lead/masculinity-in-the-workplace

冒頭であれだけ発破をかけましたが、実際は「マッチョを目指すこと」と「マッチョイズムの脱却」はそんなに相反しなさそう。(マッチョは優しい傾向にあるので。)

だけど、ちゃんとマッチョイズムについて考えていないと、気がついた時には誰かに脅威を与えるマッチョになっているかもしれないですよね。そして、それは良くないということで地に足をつけて考えてみました。

登場人物紹介

すけお:
目指す肉体は部位ごとの形がはっきりするまで。
造形美・陰影・立体感


あたまがきんに君:
目指す肉体はなかやまきんに君を超える肉体。
パワー。

ちゃんとしたディスカッションにしたかったので二人ともタンクトップ(正装)で話し合いを行いました。ちなみにあたまがきんに君とすけおは高校の同級生で今でもよく遊んでます。


議論開始

マッチョイズムという言葉について

あたまがきんに君:
まず初めに、
マッチョイズムという言葉は聞いたことあった?

すけお:
ボクはマッチョだけど聞いたことはなかったよ


あたまがきんに君:
マッチョイズムは、
「力を持つことが良いとされている考え方」
なんだけど、

近年その考え方が力を持たないものを排斥するような行動を生むようになってきてしまっていて、問題視されているんだよね。


すけお:
問題がある行動というのは例えば、
仕事が終わらなければ残業してくださいねみたいな圧をかけられたり、
合トレで扱いきれないくらい高重量のダンベルでトレーニングさせられたりするってこと?


あたまがきんに君:
そうだね、まさにそんな感じ。


すけお:
そしてあたまがきんに君が、
マッチョイズムの脱却について話したい
と思った理由は、

「マッチョを目指していく過程で、力を持つようになってきた自分たちが、もしかしたらマッチョイズムに冒されているかもしれないと心配になってきたから」

っていうところかな。

あたまがきんに君:
ほんとにその通り。だから今日はまず、
自分たちの行動の中でマッチョイズムに冒されている行動がないかどうか
を振り返ってみたいんだよね。

すけお:
わかった。


マッチョになってきたことで変わった言動はある?

あたまがきんに君:
マッチョになって変わった自分の言動ってある?

すけお:
公園に鉄棒があったら一回懸垂をしてみるようになったり、
果物を握りつぶしてみたりしたことはある。

あたまがきんに君:
めっちゃわかる。それはただのマッチョだね。
他には?

すけお:
満員電車でタックルしてくるおじさんから後続の人を守るために
一度堰き止めてから、位置を移動するようになったかな。

あたまがきんに君:
なるほど、正しい力の使い方だね。

すけお:
逆になんかある?

あたまがきんに君:
サッカーのプレースタイルがフィジカル頼りになってきたかもしれない。
あとは、「マッチョ」という言葉をよく使うようになってきた気がする。
これはマッチョイズム的な言動かな?

すけお:
うーん、一概にはマッチョイズム的な言動とは言えないかな。
あ、もう一つあったけど、普通の人を「細いな」と思うようになったかな。友達とかが太ってたり細かったりすると、その人がどうなりたい
というより、一緒にジム行こうぜっていう気持ちになる時がある。

あたまがきんに君:
それは確かに、わかる気がする。
これはなんかマッチョイズムに冒されてそう。

個人の価値観を尊重せずに力があることが良いと思い込んで、
マッチョになることを誘っているっていう感じだもんね。


マッチョイズムの考えが強まるとどうなる?

すけお:
うん、マッチョ至上主義みたいな考えになってしまっているね。
これがひどくなると、筋トレを強制するようになったり、
本当は上とか下とかはないはずなのにランクづけするように
なっちゃいそう。

あたまがきんに君:
確かにね。その考えが強まると、
自分に従う人は気に入って、従わない人には興味がなくなる
とかも出てきそう。

というのも、
自分が苦労して築き上げた城を失いたくないという深層心理が働くから、
自分が勝てるフィールドの「ものさし」を重要視して、
他の「ものさし」を排除する可能性があるからね。

すけお:
築き上げてきた城を失いたくないというのは、
自己保存本能みたいな動機だね。

これが作用するとなると克服するにはすごい労力が必要だね

マッチョイズムに冒されずにマッチョを目指すには?

あたまがきんに君:
そうだね。だからなんとしても
マッチョイズムに冒される前に阻止しないといけないね。

でもどうやったらマッチョイズムに冒されないように
マッチョを目指せるんだろう。

すけお:
そもそも、「マッチョになることを他人にも勧めたくなる」という理由は、自分の成功体験を他人にも感じて欲しいし、本当にいいことだと思っているからなんだよね。
その人が知らない世界なだけで、科学的にもメリットがあると言われてるし、絶対に恩恵を受けることができると思っているから善意で勧めてるんだよね。
好きな本をお勧めするとかと同じ感じかな。

あたまがきんに君:
なるほど、わかりやすい。
善意ではあっても、「個人の価値観を尊重していない」
という点が非常にマッチョだよね。

すけお:
そうだね。ワルマッチョだよね。
イケマッチョになるにはその人は何が好きかとか、
どうなりたいのか、どういう情報を必要としているのか?みたいに
相手のことを思いやる気持ちが大事だと思う。


あたまがきんに君:
確かにね。それはすごく同意だね。
筋トレを他人に勧める場合は、すけおが言ったようにすればイケマッチョにはなれると思う。

じゃぁ、そもそも「筋トレを勧めたい!」と思わないようになるにはどうすればいいかな?

すけお:
自分の場合は他人に興味を持たないことかなぁ。
他人に興味を持たなければ自分の成功体験を推したいという気持ちにもならないかもね。

あたまがきんに君:
すごく性格が出てるねぇ。

でも自分も「成功体験を推したいという気持ちにならない」
っていうことが大事だと思う。

そうなるためには、

「自分が成功体験を獲得できたように、他者も自分自身で幸せになれる方法を知っていて、それを実行する力があるという認識を持つこと」

が大事なんだと思う。
要するに他者の力を信じて余計なおせっかいはしないに限るかな。

すけお:
でもそれって結構冷たくない?
誰でも自分じゃ見えていない範囲があるのは当たり前だから、
アドバイスくらいはしてもいいんじゃないかなと思うけど。

あたまがきんに君:
実は自分もすけおのように思う時もある。
だけど他者に力を与えるのは、アドバイスではなく共感だと思う。

アドバイスは上下関係ができてしまうし、他者の意思決定に大きく介入してしまう。これは他者に自分の「ものさし」を使うように指示しているというマッチョな行為な気がするんだよね。

一方で共感は対等な立場で行うもので、他者に「孤独ではない」と勇気づけるものだと思う。さらに、そこからどうするかは他者が選べると思う。

すけお:
なるほど、共感は良いアイデアだね。
自分もイケマッチョになるために共感筋を鍛えようかな。


ついに、マッチョイズム対談は終盤に、、、

あたまがきんに君:
マッチョイズムに冒されないようにマッチョになるには、
「他者の尊重」と「共感」が大事という結論になったね。
すけおは最後に何か言いたいことはある?

すけお:
人生に迷っている人は、自分の人生にアツくなって、
自分の人生に血を通わせて、人生にマチョって欲しい。

あたまがきんに君:
人生にマチョる?あぁそういうことね。
何も学んでないじゃん笑。出直してください笑


最後に

力をつけることは影響範囲や影響力が広がるので責任も伴うんですね。良い学びになりました。あとはなんかマッチョイズムの脱却の風潮があるので、マッチョという言葉を多用するのは控えようと思います。自分はぷっちょが好きなので、今後はマッチョの代わりにチョップを多用しようと思います。

すけおもディスカッションしてくれてありがとう。

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あたまがきんに君
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