何でもマインドマップに変換してくれる生成AIツールの「Mapify」で情報収集効率(e)が体感5倍以上に
こんにちは、noteの法人向け高機能プランのnote proの営業基盤システムの運用や、社内オペレーションの改善を行なっているあたまがきんに君です。
最近同じチームの先輩が教えてくれて気づいたのですが、「なかやまきんに君 note」で検索すると、あたまがきんに君のnoteが出てくるようになりました。
私が敬愛するなかやまきんに君様と肩を並べる日も近いかもしれません。noteのドメインパワーには感謝しかありませんね!SEOチームの皆さんありがとうございます。
今日は、私が普段情報収集で使いまくっている生成AIツールのMapifyについて紹介しようと思います。
この記事はnote Advent Calendar 2024の20日目の記事になります。
Mapifyとは(3行要約)
こんな感じで、PDFやYoutube動画、画像、ポッドキャスト等の様々なデータソースに対応している。
Mapifyは何に強いの?
第一に情報のキャッチアップに特化している点
アウトプットの形式がマインドマップ形式(構造化された情報)になっているので、自分の頭で構造化する必要がありません。
Youtube動画やPodcastなど音声ソースのインプットにも対応しています。特に英語やその他の言語のソースも日本語に構造化して出力してくれるので最高です。
ちょっとした移動時間であまり知らないトピックをインプットしたり、前回の商談の要約やmtgのキャッチアップとか、PDFファイルの要約もできます。
特にPodcastとかYoutube動画とかは聞き飛ばしたりすると話している内容がよくわからなくなってしまったりするので情報収集効率を上げることは難しいのですが、Mapifyはこの問題を解決してくれます。
第二にユーザインタフェースのクオリティ
生成したマインドマップを自分で自由に編集したり共有したりできるのが素晴らしいと思います。
生成したマインドマップの末端のノードをクリックするとメニューが出てきて、「もっと詳しく教えて」とか「もっとアイデアを生成する」と指示することができます。
以下は論文のPDFを読ませた結果です。
もっと詳しく教えてもらった結果、以下のようなデータが出力されました。
初期のアウトプットで概要を把握させてもらった後に、気になる部分だけ深掘りできるというのは最高ですよね。
どんなことに使っているの?
PIVOTのYoutube動画の要約とか、生成AI周りの英語の文献や論文の調査とかも活用しています。
広報に関する論文を20本くらいInstitute For Public Relationsから引っ張ってきて2時間くらいでPRの史観研究とかPRの歴史の変遷とか、今求められているPRとか、計測の手法とかを把握できました。
馴染みのない研究分野のキャッチアップが数時間でできてしまうというのは情報収集効率で言えば相当高いのではないでしょうか。
まぁ研究分野のキャッチアップで言えばPerplexityも強いと思いますが。
またマインドマップ形式で出してくれるので、最低限の調査報告とかもこれでいけますよね。
Mapifyは生成AIの使いづらさをUXで解決した好事例
個人的に思う生成AIの使いづらさは「ハイコンテキストな会話ができないこと」にあります。Mapifyでは構造化したアウトプットという形で特化しているので自分は情報のソースを指定するだけで特別な指示はいりません。
この用途を絞ることによってハイコンテキストな会話を可能にすることが使いやすさを格段に上げているという点がMapifyが作り出す良いUXの秘訣だと思います。
また、生成したマインドマップをマニュアル編集を可能にしているので、仮に間違った情報が出力されていても後で修正が可能です。
ユースケースとしては、パーソナルトレーニングのアーカイブ動画からセッションカルテを自動生成したとする。その時に実施トレーニングの種目や回数が間違っていた時にはトレーナーがマニュアルで修正できます。
このようにMapifyはUXにこだわっているため、特に使いづらさを感じたことはありません。むしろ情報収集効率を超絶引き上げてくれたので感謝しています。
Mapifyは何ができない?
APIは公開されていないのでインテグレーションは出来なさそうでした。お問合せした時もAPIの公開はないと言われました。
ただ、API Keyは発行できるのでZapierとかでの連携はできそうです。
情報収集(要約と構造化)に特化したツールなので、何かタスクをやらせるとかは難しいです。
おそらくシステムプロンプトで、要約と構造化に関する入力がされているのだと思います。
まとめ
Mapifyを使えば情報収集の際に、欲しい情報を適切な情報量でキャッチアップすることができるようになりました。また、PodcastやYoutube動画で自分が利用できない言語の教材もMapifyを使えば情報収集ができてしまうようになりました。
皆さんもぜひ使い倒してみてください!