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相手について振り返る

2022年の振り返りをした際に、今年の自分の課題の一つに「相手の土俵に乗ること」を挙げた。この「相手の土俵に乗る」という抽象的な課題に取り組むために、いつものように本を読んで情報収集をした。「すべてはモテるためである」、「なぜ部下とうまくいかないのか」、「他者と働く --わかりあえなさから始める組織論--」とかを読んだが、若干ふわっとしていた。

しかし幸運なことに先日、たまたま社会人サッカーでお世話になっている先輩とご飯に行く機会があって、そこで解を得ることができた。重要な要素は二つあることがわかった。私はそれをやり抜かなければならないと感じた。

徹底的な人間観察

相手から信頼を得るために(相手が望むものをいつでも与えられるように)、徹底的な人間観察をすること。相手がどんな心理状態で、どういう会話をした時にどういう表情で、目線がどう動いてて、どういうタイプでというのを観察するアンテナを常に貼り続けること。例えば、営業で一件契約をとってきたからやったーじゃなくて、自分のアプローチが良かった悪かったじゃなく、例えば相手は年末で、たまたま予算が3000万とか余っていて何かに使いたかったから契約してくれたかもしれないとか、そういった相手の裏の状況まで考察/観察して振り返りをしないと意味がない。結果に対して再現性を限りなく上げていくため(幅を狭めるため)に必要なことが徹底的な人間観察になる。サッカーにおいても相手を観察して、自分のことを舐めてそうな奴がいたらファーストプレーで削るとか、相手が判断が遅そうな奴だったら、プレスをかけないふりをして、目線を切った瞬間に寄せにいくとかを常に判断して相手にインパクトを与え続けることができると楽しいし、歳をとってからもサッカーができる。人間観察はサッカーからでも学べる。

結果に対して自分の行動を振り返るのではなく、相手に対して振り返るみたいな感覚が重要。

自分の歪みを排除する

相手に良くない印象を与えてしまったりした場合に、自分の行動の真意を紐解いて、自分にあるバイアスや相手をコントロールしたいという欲望などを排除していくこと。価値観や考えを言語化して、再構築して、歪みを排除していくこと。ここでいう歪みとは自分の傲慢さや、理不尽な要求、倫理的におかしいこと、仏教でいう悟りの境地(無為自然)とは真逆のこと。歪みをなくすというのは、ありのままを受け入れた上で自分の振る舞いの贈与(愛)の純度を上げていくこと。先輩は、20代の時にいろんな人を飲み会に誘って、いろんな人といろんな話をして、2回目も一緒に行ってくれる人もいれば、二度と飲みにいってくれなくなった人もいて、それぞれの結果に対して、自分のどういう発言が良くなかったとか、その発言には自分の傲慢さが入っていたんじゃないかとか、こういう関係性だったから良かったとか、相手が何を求めているのかという仮説が正しかったとかを振り返る。


この二つを実行するために自分がやること

言語化して振り返ること。

徹底的に人間観察をして、次の自分の行動の最適解の仮説を立てて実行する。そしてその結果に誤差が生じたんだったら、言語化して振り返る。振り返るポイントとしては、誤差を生んだ原因について。

具体的には、相手を観察して得られた情報が足りなかったのか、得た情報が間違っていたのか、情報を元に立てた仮説が間違っていたのかとか、立てた仮説には自分のバイアスがかかっていたのかとか、実際に自分がとった行動に誤差が生じていたのかとか、その原因に自分の価値観が邪魔をしてなかったかとか、相手が望むものを与えれた場合にどうしたら良かったかとか。

自分が違和感を感じたタイミングでできる限り毎回言語化して、記録を残していきたい。


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