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私がどこに向かっていく存在なのかがわかった

誰かの「25歳までに生きる方向を定める」という言葉を聞いた覚えがあった。たしか、偉い経営者だった気がする。

私はあと1ヶ月で26歳になるが、ギリギリで生きる方向性がきまったのでメモ書き程度に残しておく。

私が向かっていく先

私が向かっていく先を一言で言えば、「しがらみから脱却した先にある世界を共創する」だ。

ミッション

しがらみからの脱却をしたときに初めて取れるようになるスタンスを示し続ける。

ビジョン

今まで願っても見当たらなかったものが「あ、あった!」みたいな。そんな嬉しさを共創していく。

そもそもしがらみとは

精神的な妨げや障害となって人の心にまとわりつき、思い切った行動を起こす事を躊躇させるもの。

世の中のしがらみの例

  • インテリアデザインにおける商品化という前提

  • 選挙でいう所属政党

  • 事業会社における株という仕組み(起業家におけるVCの存在とか)

  • 個人レベルでいうバイアスとか価値観の話

  • 地球上に存在する物質にとっての重力

自分の体験

私は内省が趣味で、日頃から自分が持つ価値観を再構築したり、バイアスを取り除いたりしてきた。

その日々を通して気づいたのは、しがらみを排除したときに初めて取れるようになるスタンス(本質的なものに向かう力)があるということだ。

そのおかげで本質的に豊かになってきたと感じる。

私が取り除いてきたしがらみ

  • キャリアの出世スピードが自己実現や幸福につながるというしがらみから解放されたときにプライベート充実やありのままの自分という本当の豊かさに気づくことができたり。

  • 孤独というしがらみから解放されたときに、自分の歪みがなくなり本質的な自立や愛情に気づくことができたり。

  • 自分自身が子供が欲しいというしがらみから解放されたときに、相手の人生のペースやライフプランを心から尊重できるようになったり。

社会にもさまざまな「しがらみ」がある

  • 選挙活動における所属政党があることで党利党略に惑わされる

  • 起業家がVCや株主からの資金を受け取ることで向かう先が「顧客提供価値の最大化」から「短期的な利益追求」になり得てしまったり。

こういったしがらみを排除したときに初めて取れるスタンスがあって、
それが、人々が願っても見当たらなかったものと重なったときに大きなモメンタム(世の中を変える大きなうねり)を生むと信じている。

今まで諦めていたけど欲しかったものがあった。こっちの方がいいじゃん。

話は少し逸れるけど、しがらみからの脱却というのは戦略的にも良い視点

この「しがらみから脱却している」という状態に達することは難しかったり、一見非合理的なことが多いので「コピーするという動機の不在」と「意識的な模倣の忌避」により持続的な競争優位になる。

部分的に非合理な要素(スターバックスでいう直営店方式の採用や、ガリバーの買取専門方式等)が全体で見たときに合理的になりうるストーリーが重要。

ストーリーとしての競争戦略

加えて私の信条として資本主義のアップデートを望んでいる話

内省によるしがらみの脱却をしていく中で、今の世の中の資本主義社会はうまくできていないという認識を持つようになった。

コーチング的な観点で幸福になるには、doing myselfとbeing myselfのバランスが重要という。

一方でそのバランスが取りづらくなっているのは、社会が資本主義的なパラダイムに支配されていることにある。(E.g.稼ぐ力を持つ人が偉いし豊かになりやすいという構造からくる価値観がある。)

「成長するのがいいよね」という価値観を自分が主体的に選んだのではなく、小さい頃からの常識とか経験によって知らない間に勝手に持たされていたという感覚が近い。

その価値観と相性の悪い人間が、doing myselfを強いられており、ありのままの自分(being myself)を受け入れさせてもらえないという社会からの脅迫がある。

最終的なゴールは、資本主義というしがらみから解放して「価値観の多様化」を進めていきたいと思うようになった。この資本主義的なパラダイムというのも、一つのしがらみの例なので私的に関心が高い。

資本主義社会に対する人類の見解は、「資本主義社会では幸せに限界がきている。何か代替案が必要。」というところまできている。「欲しいものを願っても見当たらない」というのが現在の状況だ。

ちなみに「価値観の多様化」には、それに伴って起こる「コミュニケーションコストの増加」を抑えることが課題になると思う。具体的にどういうソリューションが必要なのかは考えていきたい。

広報や情報発信という文脈や、メンタルモデル、コミュニティという文脈から考えていきたい。

最近自分がテンションが上がったこと

世の中にこのスタンスを体現した人が出てきた。

それが石丸伸二さんだ。

政治の世界において、石丸さんのような「今まで願っても見当たらなかった存在」というのが出てこなかった理由は、所属政党があることで党利党略に縛られてしまうという事情があったと思う。

とは言っても、選挙に勝つためには資金面においても組織票という面においても所属政党の支援が重要。

だが、石丸さんはそのしがらみを捨てたからこそ初めて得られた自由や取れるスタンスがあり、それを武器にして戦った。(本質的に世間が求めていたスタンスを取れたことが武器になり、それに共感して有力な人がフォロワーがついていったと思う。)

もちろん、足元を見ればしがらみを捨てても戦える力がなければ話にならないと思う。石丸さんの場合は、選挙におけるSNSの影響力の増加とそれに際したSNS戦略、言葉の力、アナリストという経歴、圧倒的な調査量、完全な有権者目線、人柄、リーダーシップといった重要な要素が揃っていたので戦えたのではないかと思う。

あとはCOTEN RADIOの深井龍之介さんがロールモデルになりそう。最近ずっとCOTEN RADIOを聴いているが歴史を知るのはやばい。認知の歪みがどんどん改善されていくし、自我というかエゴというものがどんどんなくなっていっている感覚がある。

なぜこれを私ができると信じているのか?

大前提として、現時点でできるとまでは言わないけど人生を賭けてできるようになりたいと思っている。

信じている理由は、この生き方は自分の価値観からくるものだし、そのおかげで今まで部分的には体現してきたと思っている。そしてシンプルに自分がワクワクする。

  • すでにモテたいとか自分のために何かをやりたいとか、お金が欲しいとか成功したいみたいな「しがらみ」からはある程度脱却してきたと思っている。

  • 世の中で求められがちな「結果」というものより、遅咲きでもいいから器を磨くという信念を持ってやってきた。

  • より多くの人との調和や対話や共創を求められると思うが、さまざまなバックグラウンドを持つ人々に対する受容力は磨いてきた。

起業するという問題空間にあるしがらみの例

  • 資本主義的なパラダイム(成長、所有、お金に価値がある。)

  • 早いとかっこいい、早く結果を出すと偉い

今後解いていくべき問い(宿題)

よきメンターに壁打ちしたいのと、メタ戦略進まなかったら事業戦略から入っても良さそう。結構なんでも繋げられる気がするけど参入障壁が高そうな領域というのはマストかも。

  • メタ戦略

    • 起業する(会社立ち上げる)上でどんなしがらみから脱却するのか?

      • これがそのままOC部分の参入障壁になる

      • E.g. 株式会社にしないとか、全て自己資本でやるとか、

    • そのしがらみから脱却することで初めて取れるようになるスタンスは何か?

      • この辺が会社のカルチャーとか行動指針になる気がする

      • E.g.成長よりも多様化を重視するとか

    • しがらみを脱却しても戦えるにはどんな武器・戦略が必要か?

      • 例えば参入障壁がやばいところでそもそも戦わないという方法論

        • 法規制の壁を越えなければならないとか、専門技術が必要になってくるとか、業界的に参入障壁が高いとか

      • どういうフォロワーが必要で、そのフォロワー獲得のために何が必要か

  • 事業戦略

    • どんな業界や人がどんなしがらみを持っているのか

    • そのしがらみから脱却することでどんなスタンスを取ることができるのか

    • それは利用者にどんな本質的価値を提供することになるだろうか、願っても見当たらなかったものを提供できるのだろうか

    • しがらみからの脱却(一見非合理的な決断)をしたときに、どうやったら全体の事業戦略を合理的なものに導けるだろうか

参考文献

ストーリーとしての競争戦略の参考note

SPとOPは時間をかけて構築する他社には真似できない利益の源泉となりうるもの。

  • SP(Strategic Positioning)

    • いかに競争圧力を回避するかという戦略。無競争の戦略

    • SPで一時的に成功したとしても競合他社が追いかけてくる。

  • OC(Organizational Capability)

    • 競争圧力を受け入れそれに対抗しようとする戦略。競争的な競争戦略

    • 企業の内部に蓄積された能力なので、他社が即座に手に入れられるものではありません。

この二つもしがらみからの脱却ベースで考えていきたい。9割の人間が否定する方法でぶち上げていきたい。

戦略ストーリーの出口

ゴールに向けて軸足をWilling to payの増大に置くのか、コスト・リーダーシップを狙うのか、ニッチでの無競争を目論むのか、意図する競争優位のあり方を決める必要がある。

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